メルカリでは売れる戦略というのも必要です。
ここからは、メルカリを商売にしたい場合に参考になる、講師自ら実際に行なっている売れる戦略をお伝えします。
やや中級者向けの内容になっているので、商品がうまく売れてきたときにステップアップとして実践してみてください。
ABテストをする
ABテストとは、AパターンとBパターン、2つのパターンの画像を用意して、どちらがより良い成果を出せるのか検証するテストのことで、Webサイトや広告でよく使われる手法です。
メルカリでも、販売戦略としてABテストが有効です。
具体的には、商品一覧に表示される1枚目の商品写真を何種類か用意して、どの写真のときに売れやすいか、いいね!がつきやすいかなどをテストします。
つまり、第一印象でのアピール部分で何が適しているのか検証するのです。
反応の良い商品写真の傾向がつかめれば、今後ほかの商品を出品する際にも役立ちます。
TOP画像を目立たせる
商品一覧に載るTOP画像は、できるだけ目立たせるようにします。
目立つTOP画像なら商品ページを開いてもらいやすくなるため、購入してもらえる確率も上がるからです。
メルカリでは、商品ページを開いてもらわなければ購入されることはないので、いかに商品ページを開いてもらうか工夫する必要があります。
メルカリは白を基調にしているので、背景や外枠に色がある画像がよく目立ちます。
また、「ギフトラッピング対応」など、商品の付加価値となるアピールポイントを画像に文字で入れるのも効果的です。
セール価格を設定する
商売では、売れるときにたくさん売るのが鉄則です。
例えば週末に売れやすい商品なら、週末は平日より10~15%割引のセール価格に設定します。
週末のセール後、新たに出品するものは定価にしますが、セール価格で売れ残った商品は、月曜日になってもセール価格のままにしておきます。
こうすることで、セール価格のままのものが売れやすくなります。
また、週末に他のセール品にいいね!してその商品が売切れて焦っている人が、売れ残った商品を買ってくれるケースもあります。
購入希望者の「焦り」を利用する戦略としては、故意にいいね!がたくさんついている商品をあえて削除する方法もあります。
クーポンコードを発行する
リピーターになってもらうため、クーポンコードを発行します。
メルカリにはクーポンコードを発行する機能はないため、自分で用意することになりますが、だからこそ他の出品者との差別化が図れるので、戦略として効果的です。
「ランダムな文字列作成ツール」などを利用して作成した文字列を、クーポンコードとして購入してくれた人に取引メッセージで送ります。
「100円引き」「10%OFF」などと内容を決め、「セール時使用不可」などの条件も忘れず明記します。
発行したクーポンコードは、GoogleスプレッドシートやExcelで作成した表などで管理しましょう。
リストを取る
メルカリで獲得した顧客を、メルカリだけで完結させるのではなく、そこから広げていくための戦略も実施しましょう。
具体的には、発送する商品のなかに、メッセージカードやショップの名刺のようなものを入れ、そこに購入のお礼と、SNSや他のフリマアプリの出品者プロフィールページのQRコードを記載しておきます。
QRコードからLINEやTwitterをフォローしてもらえれば、セールの連絡やクーポン、新作情報を発信でき、売上につなげる仕組みを作ることができます。
また、例えば「ラクマの方がちょっと安く買えますよ」などと訴求しメルカリよりも手数料が安いラクマに顧客を誘導できれば、商品単価を割引しても結果的に利益を増やせる場合もあります。