メルカリ初心者の中には、売れやすい商品を出品しているにもかかわらず、うまく売れずに悩んでしまう人もいます。
メルカリで売れない時の対処法について、いくつか解説していきます。
出品写真を撮り直す
メルカリでは、検索結果に写真がずらっと並ぶため、見た目は売れ行きを左右する重要な要素です。
写真の枚数が少なかったり、わかりにくかったりする場合は、撮り直しをおすすめします。写真を撮影するときのポイントは、以下の3点です。
- 1枚目の写真を明るくわかりやすいものにする。
- 商品以外の物を写さない。
- さまざまな角度から複数の写真を撮る。
1枚目の写真は検索結果に反映されるので、全体像がわかるように撮影します。朝の自然光を利用すると、きれいに仕上がりやすいです。
商品以外の物が映った写真は出品商品自体の情報が伝わりにくく、乱雑な印象を与えてしまうため注意が必要です。購入検討者が商品を吟味しやすいよう、複数の写真でアピールします。
もし傷などがある場合は、その部分の画像もしっかり掲載しましょう。
メルカリで掲載できる写真の最大枚数は、10枚です。
商品説明にキーワードを入れる
メルカリには非常に多くの商品が出品されているため、買い手には検索機能が欠かせません。
自分の好きなブランド名などを入力して、商品を絞り込んでいくためです。
つまり、検索キーワードを意識しない商品説明では、見つけてもらえる可能性が低くなり、結果として売れなくなってしまいます。
例えばユニクロのブラウスを出品しているにもかかわらず、商品名や説明欄に「ユニクロ」が入っていないのは致命的。
自分の出品している商品の説明が不十分な場合は、情報の追加が有効です。
具体的には、ブランド名や商品名、型番、色、サイズなどが必要な要素となります。
特に傷や汚れがある商品は、写真だけでなく言葉で説明することも大切です。
また、どんな商品か、出品しようと思った理由は何か、といった内容も記載しておくと、丁寧な印象を与えることができます。
価格設定を見直す
初心者の場合、「何となく」で決定した価格が高く見えてしてしまうことも珍しくありませんが、メルカリにも相場というものがあります。
うまく売っている人は相場を確認した上で価格を決めているので、メルカリで売れないときはチェックしてみるのがおすすめです。
手順としては、自分が出品している商品と同じジャンルのアイテムを検索し、売れている価格と売れていない価格を比べます。
その際、相場から外れていると感じたら、「売れる」と「売れない」の中間くらいを狙った価格を再設定してみましょう。
また、アプリの「売れるかチェック」機能を使うのもおすすめ。似た商品がいくらくらいで売れているか、簡単に確認することができます。
商品の写真を撮るだけで相場がわかるため、値段を決めるときの参考になります。
季節感を重視する
メルカリは「欲しいと思ったら即購入」が基本スタイルなので、季節外れの商品は売れにくい傾向があります。
例えば、真冬に扇風機を出品しても、買い手を期待するのは難しく、売るのであれば、加湿器の方が適しています。
また、同じように真夏にセーターを出品するのも賢いやり方とはいえません。
暑い季節に売れやすいのはTシャツなどの薄手のアイテムだからです。
2020年は新型コロナウイルスの影響で大掃除をする人が増えましたが、大量の冬服を出品したのに全く売れなかったという苦い経験をした人も少なからずいたようです。
季節感を意識するには、実際に必要となるタイミングの1カ月程度前を狙うのがポイントとなります。
仮に、厚手のコートを出品するのであれば、10月あたりに動き出すようにしましょう。
出品の時間帯を意識する
メルカリでは、出品の時間帯が商品の売れやすさに影響を与えることもあります。
例えば、学生や社会人を取引相手として想定するような商品であれば、平日の夜や週末、お昼頃を狙います。
自宅でくつろいでいる時間帯や休憩中にメルカリをチェックする頻度が高くなるからです。
ただし、金曜の夜など休日の前の日は外出率が高くなるため、出品は控えた方がいいかもしれません。
また、小さな子供を持つ主婦層がターゲットなら、午前中がおすすめです。
子供を保育園などに送り出し、1人になったタイミングで見てもらえる可能性があります。
いずれにせよ、購入者として想定される人たちが、どのような動きをしているのかを想像することが重要です。
コミュニケーションをスムーズにとる
メルカリでは、商品の購入を検討している人とのコミュニケーションも重要です。
たとえば、「傷は目立ちますか?」、「大きさはどのくらいですか?」といった質問を受けることがありますが、その際はできるだけスムーズなやり取りを心がけておくと、出品者としての信頼感が増し、購入してもらえる可能性が上がります。
仕事中や外出先で質問を受けてすぐに確認できない場合でも、「外出中ですので、帰宅して商品確認のうえご連絡させていただきます」といった一言があると好印象です。
複数の質問を一気に受けると対応するのが大変なので、慣れるまでは一度にたくさんの商品を出品するのは避けて、少しずつ慣れていくのも賢い方法です。