DNSサーバの設定でエラーが発生した際に確認すべき点・DNSサーバの設定方法

DNSサーバとは?

DNSサーバとは、ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組みを提供するサーバのことで、「Domain Name System」の略語です。

DNSサーバは、インターネットを支える大切な技術の1つで、これがないとWebサイトやメールの利用ができなくなってしまいます。

というのも、ふだん使っている英数字のドメイン名と、Webサイトやメールのサーバ機器にアクセスするIPアドレス(番号)は別物です。そのため、ドメイン名とIPアドレスを紐づけて変換する必要があります。その変換する情報をDNSサーバが保管し、Webサイトやメールを使えるように提供しているのです。

DNSサーバの設定でエラーが発生した際に確認すべき点

続いて、DNSサーバの設定でエラーが発生した際の確認事項を紹介します。

1.ネットワーク機器は動作しているか

DNSエラーとは、DNSサーバにアクセスできないことです。したがって、ネットワーク機器の異常が原因でインターネットにアクセスできない場合もDNSエラーと表示されます。

DNSエラーが出たら、まずルータやアクセスポイントなどの機器が動作しているか確認しましょう。故障のほか、プラグが外れているなど単純な理由で機器が動いていない可能性もあります。

2.ネットワーク構成に異常がないか

機器に異常がなければ、次はネットワーク構成を確認しましょう。DNSエラーが生じるネットワーク構成の異常としてよくあるのが、DHCPの失敗です。

DHCPとは、コンピュータにIPアドレスを自動で割り振りする仕組みですが、これが失敗するとDNSエラーとなります。この問題によるDNSエラーは、DNSサーバアドレスを手動で設定することで解決できます。

3.ネットワーク回線は混雑していないか

DNSサーバにアクセスが集中し、回線が混雑するとDNSエラーが生じることがあります。一定時間内にDNSサーバから返答が返ってこないのが原因です。

これは単にアクセスが集中しているせいで起きるエラーなため、時間が経てば解決します。しばらくしてから再読み込みしましょう。設定の変更などは特に必要ありません。

DNSサーバの設定方法

レンタルサーバを利用する際には、ドメインをDNSサーバに登録しなければなりません。登録されていなければユーザーはドメインをIPアドレスに変換できず、訪問できないからです。

設定はレンタルサーバとドメイン事業者の管理画面で行います。レンタルサーバの管理画面でDNSサーバ名を確認し、それをドメイン事業者の管理画面で入力しましょう。これで、レンタルサーバ側のDNSサーバとドメインが紐づけられたことになります。

一方、ドメイン事業者側のDNSサーバを利用する方法もあります。その場合は、レンタルサーバの管理画面でDNSサーバ名をドメイン事業者側のDNSサーバに変更しましょう。

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